概要
体重2トンの有袋類も、5mを超えるトカゲも、人が着いてから数千年のうちに消えた。気候のせいか人のせいか、いまも決着していない。
場所
カラボナ湖位置は特定されていない(誤差 ±50km)
-29.70°N 140.10°E · オーストラリア・南オーストラリア州
-29.70°N 140.10°E · オーストラリア・南オーストラリア州
本文
人が着く前のオーストラリアには、 体重2トンの有袋類ディプロトドン、身長2mのカンガルー、 5mを超えるトカゲ、飛べない巨鳥がいた。
その大半が、4万年前ごろまでに消える。 オーストラリアの大型動物の属のうち、 9割ほどが同じ時期に途絶えている。
原因は二つ挙げられる。 乾燥に向かった気候と、着いたばかりの人。 気候説は、それ以前の氷期は乗り切っていたことを説明しにくい。 人説は、人がいつ着いたかが揺れていることに足を取られる。 両方が重なった、という見方が多い。
火を放って土地を変えた痕跡は、堆積物の炭から読める。 大型動物の骨に人の刃物の跡が残る例は、ごく少ない。
『サピエンス全史』は第4章で、これを人類が引き起こした最初の大量絶滅と呼ぶ。 証拠の弱さは本も認めていて、 状況証拠の積み重ねとして書かれている。
動画(1)
出典(1)
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』第4章 史上最も危険な種