概要
一夜で有刺鉄線が張られ、街と家族が分断された。逃げる人を止めるために作られた壁だった。
場所
ベルリン
52.52°N 13.40°E · ドイツ
52.52°N 13.40°E · ドイツ
本文
一夜で、有刺鉄線が張られた。
東ドイツから西へ逃げる人が止まらなかった。 10年で250万人以上、人口の6分の1になる。
しかも、若く、技能を持つ人が多い。
放置すれば、国が成り立たない。
日曜の未明に、道路が封鎖され、 地下鉄が止まり、電話線が切られた。
家族が、その日から別々になった。
後に、コンクリートの壁に置き換えられる。 二重の壁のあいだに「死の帯」が設けられた。
越えようとして、少なくとも140人が死んだ。
東側は、これを「反ファシズム防壁」と呼んだ。 外から守るための壁だ、と。
実際には、内から出るのを止めるためになる。
28年後、一夜で開く。