概要
100万年前の洞窟に焼けた骨と灰が残る。炉が日常のものになるのは40万年前ごろで、火は食べ物を柔らかくし、夜を長くし、猛獣を遠ざけた。
場所
ワンダーワーク洞窟
-27.84°N 23.55°E · 南アフリカ・北ケープ州
-27.84°N 23.55°E · 南アフリカ・北ケープ州
本文
南アフリカのワンダーワーク洞窟の、100万年前の層から、 焼けた骨と草の灰が出た。洞窟の奥30mで、山火事が届く場所ではない。 火を使った最も古い証拠の一つになる。
ただし、それは「使えた」であって「いつも使っていた」ではない。 炉の跡が遺跡に当たり前に残るようになるのは、40万年前ごろからになる。 イスラエルのケセム洞窟では、同じ炉を何度も使った跡が層になっている。
火は三つのことを変えた。 食べ物を柔らかくして、噛む時間と消化の負担を減らした。 夜を延ばして、集団で過ごす時間を作った。 猛獣を遠ざけて、地面で眠れるようにした。
料理が人を作った、という説がある。 柔らかい食べ物で腸が短くなり、そのぶんの栄養を脳に回せた、という筋になる。 状況証拠は揃っているが、いつからかは決めきれていない。
この年表で、いちばん古い項目になる。
動画(1)
出典(1)
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』第1章 唯一生き延びた人類種