概要
アッシリアが北の王国を滅ぼし、住民を各地へ移した。南のユダだけが残る。ユダヤ教が一神教としてまとまっていくのは、この生き残った側でのことになる。
場所
サマリア
32.28°N 35.20°E · ヨルダン川西岸
32.28°N 35.20°E · ヨルダン川西岸
本文
ソロモンの死後、王国は北のイスラエルと南のユダに割れていた。 北のほうが豊かで人口も多い。
アッシリアがその北を滅ぼした。
やったのは、住民の強制移住だった。 指導層を各地へ散らし、 別の土地の人々をここへ入れる。 土地との結びつきを断って、反乱の芽を摘む。
移された人々は、行った先で混ざって消えた。 「失われた十支族」と呼ばれる。 その行方をめぐる説は、 日本まで来たというものを含めて数多いが、 どれも根拠に乏しい。
残ったのは、南のユダだけになる。
ユダヤ教が一神教としてまとまっていくのは、 この生き残った側での出来事になる。 北が滅んだのは 他の神々を拝んだからだ、という解釈が、 旧約聖書の歴史書を貫く筋になっている。
滅びの説明が、教義を固めた。