概要
碁盤の目の街路と下水を備えた都市が並んだ。文字は未解読で、王の墓も神殿も見つかっていない。
場所
モヘンジョダロ
27.33°N 68.14°E · パキスタン・シンド州
27.33°N 68.14°E · パキスタン・シンド州
本文
面積では、同時代のエジプトやメソポタミアより広い。
都市が碁盤の目に区切られ、 焼き煉瓦の規格が揃っている。 どの都市でも、煉瓦の縦横の比が同じになる。
各戸に浴室があり、下水が街路の下を通る。 排水の設計としては、 19世紀のヨーロッパより進んでいたとされる。
分かっていないことが多い。
文字が読めない。 印章に短い記号列が刻まれているが、 長い文章が一つも無く、 そもそも文字なのかという議論まである。
王宮が見つからない。 巨大な墓も、王の像も、戦争の絵も出てこない。
誰がこの規格を全域で守らせたのかが、分からない。
武器の出土も少ない。 支配の形が、他の古代文明とかなり違っていた可能性がある。
出典(2)
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎、佐々木昭夫 訳) 『世界史』第I部 ユーラシア大文明の誕生とその発展(BC500年まで)
デヴィッド・グレーバー、デヴィッド・ウェングロウ(酒井隆史 訳) 『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』第8章(王のいない都市)