← 地図で見る
Event / できごと

ニューギニア高地の農耕

Agriculture in the New Guinea Highlands
この年表より前から(およそ1万年前に始まる)
年に諸説あり重要度 4

概要

世界で独立に農耕が始まった数少ない場所のひとつ。タロイモとバナナを育てる排水路の跡が残る。

場所

ニューギニア高地位置は特定されていない(誤差 ±100km)
-5.50°N 143.50°E · パプアニューギニア

本文

ニューギニアの高地、標高1500メートルの湿地に、 排水路の跡が残る。

9000年前まで遡るとされる。 西アジアの農耕とほぼ同じ時期になる。

育てられたのは、タロイモ、ヤムイモ、バナナ、サトウキビ。 どれも種ではなく、株や苗を植えて増やす。

穀物が無い。 そのため、貯えて集めるという方向へ進まなかった。 イモは長く保存できない。

余剰を蓄積して人を集める——という 西アジア型の道筋を、ここは辿っていない。

代わりに、豚を飼い、 交換と贈与の網を張った。

農耕が独立に始まった場所は、 世界で7か所から10か所とされる。 その一つが、ここになる。

始まったからといって、 同じ先に行き着くわけではない。

出典(2)

ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳) 銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎第15章 オーストラリアとニューギニアのミステリー
ジャレド・ダイアモンド(楡井浩一 訳) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの第9章 対照的な道をたどって

同じ時代のできごと