概要
楔形文字の形で、30の音だけを表す文字が作られた。文字の数を音の数まで減らす発想が、フェニキア文字と並ぶもう一つの源流になる。
場所
ウガリット
35.60°N 35.78°E · シリア・ラタキア県
35.60°N 35.78°E · シリア・ラタキア県
本文
シリアの海岸の港市になる。
エジプト、ヒッタイト、キプロス、 メソポタミアの間で交易した。
その宮殿から、粘土板が出た。
楔形文字の形をしている。
だが、楔形文字ではない。
30ほどの記号で、 それぞれが一つの子音を表す。
アルファベットになる。
メソポタミアの楔形文字は600以上の記号を要した。
エジプトの文字も同じ。
書記の仕事だった。
30なら、商人が覚えられる。
同じころ、シナイとカナンで 別のアルファベットが線の文字で作られていた。
そちらがフェニキア文字になり、 ギリシア文字になり、ラテン文字になる。
ウガリットの文字は、 その粘土板の最後に abc の順で記号を並べた表を残している。
順序まで、いまと同じだった。
BC1180年ごろ、海の民に焼かれて滅びた。