概要
各地から粘土板を集めてニネヴェに図書館を作った。焼けた宮殿の中で粘土が焼き固まったおかげで、『ギルガメシュ叙事詩』はいま読める。
所属
新アッシリア帝国関わったできごと(1)
ニネヴェの図書館BC7世紀半ば · 集めさせた本文
王でありながら書記の訓練を受けた。 碑文で「私はシュメール語の難解な粘土板を読み、 洪水以前の石に刻まれた文を解いた」と誇っている。 アッシリアの王としては例外的な自己申告になる。
治世の前半、エジプトを征服してテーベを略奪した。 後半は弟の反乱とバビロニアとの内戦に費やされ、 エラムを滅ぼしたときの記述は、記録の中でも際立って残酷である。
帝国は彼の死後20年ももたずに崩れた。 広げすぎた版図を支える人手が尽きていたとされる。
残ったのは図書館だった。 集めさせた粘土板が、宮殿の火事で焼き固まって埋もれ、 2500年後に掘り出された。 彼が読めることを誇った文字は、その粘土板から解読された。