概要
前の教皇を退位させて自分が選ばれた、という噂を生涯背負った。1300年に最初の聖年を定め、「すべての人は教皇に従わねば救われない」と勅書に書いた。フランス王に捕えられ、その屈辱で死んだ。ダンテは地獄に席を用意した。
関わったできごと(1)
アナーニ事件AD1303年9月7日 · 教皇本文
ベネデット・カエターニ。 アナーニの貴族。 教会法学者。 枢機卿。 1294年、ケレスティヌス5世。 隠者。 80歳の。 5か月で退位した。 教会法で退位できるか。 カエターニが「できる」と助言した、と。 夜、寝室の壁の穴から 「退位せよ」と天使の声で囁いた、と敵は言った。 12月24日、教皇。 ケレスティヌスをフーモネの城に閉じ込め、 翌年、そこで死んだ。 ダンテは「大いなる拒否をした者」と地獄の入口に置いた。 ケレスティヌスのことだ、と多くの人は読む。
コロンナ家。 1297年、財宝の輸送を襲った。 教皇はコロンナの枢機卿2人を罷免し、 十字軍を宣言し、 パレストリーナを破壊した。 塩をまいた。 コロンナ家はフランス王のもとへ。
1300年、聖年。 ローマに巡礼すれば全免償。 200万人。 ジョットが絵にした。 ダンテも来た、と言われる。 『神曲』は1300年の復活祭に始まる。
「ウナム・サンクタム」。 「二本の剣」。 霊的な剣と世俗の剣、 どちらも教会のもの。 世俗の剣は王が教会のために使う。 「ローマ教皇に従うことは、 すべての人にとって救いのために必要である」。 教皇権の主張の、頂点。 頂点で、落ちた。
美術品を集め、 自分の像を各地に立てさせた。 偶像崇拝、と告発の理由に。 「魂は死ねば終わり、と言った」。 「男色」。 「キリストは偽善者、と言った」。 1310年、死後の裁判。 フランス王の要求で。 証人が集められた。 教皇クレメンス5世は、 1311年、王を無罪とし、 裁判を止めた。 テンプル騎士団を犠牲にして。
ダンテ、『地獄篇』19歌。 聖職売買者の穴。 逆さまに埋められ、足が燃える。 ニコラウス3世が、 ダンテをボニファティウスと間違えて、 「もう来たのか」と言う。 まだ生きているのに、 席が用意されている。