概要
敵だった公子に仕え、その公子を覇者にした宰相。塩と鉄を国が握り、商業を認めた。「衣食足りて礼節を知る」はこの人の言葉として伝わる。
関わったできごと(1)
斉の桓公の覇BC679年(甄の会盟) · 宰相本文
若いころ、鮑叔と商売をした。
利益を多く取った。
鮑叔は、管仲は貧しいのだ、と言って咎めなかった。
三度戦場から逃げた。
鮑叔は、老母がいるのだ、と言った。
管鮑の交わりと呼ばれる。
斉の後継争いで、二人は別の公子に仕えた。
管仲は主君のために、敵の公子に矢を射た。
帯の留め金に当たった。
その公子が勝って桓公になる。
鮑叔が言った。
斉一国でよいなら私で足りる。 天下を取るなら管仲でなければ、と。
桓公は、自分を射た男を宰相にした。
塩と鉄を国が握る。
軍と行政を一つの単位で編成する。
商人を保護する。
娼館を公営にした、とも伝わる。
「倉廩実ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」。
食えなければ道徳は説けない、と最初に言った人になる。