概要
『医学典範』は、イスラーム世界でもヨーロッパでも600年にわたって教科書として使われた。哲学者でもあり、宮廷の医師でもあった。
別名
アヴィセンナ
関わったできごと(1)
『医学典範』AD1025年 · 著者本文
10歳でクルアーンを暗記し、 16歳で医師として働きはじめたと自伝にある。
アリストテレスの『形而上学』を40回読んでも分からず、 古本屋で買った注釈書を読んで初めて理解したと書いている。 その注釈を書いたのはファーラービーだった。
宮廷を渡り歩いた。 君主に仕え、政変で逃げ、投獄され、また仕える。 移動と亡命の合間に書いた。
『医学典範』のほかに、哲学の大著『治癒の書』がある。
有名な思考実験を残した。 空中に浮かんで、目も見えず、体の感覚も無い人間を想像する。 それでも「自分がある」ことは分かる。 魂は身体と別だ、という論証になる。 デカルトの600年前になる。
酒を飲み、女性と交わり、 それを隠さなかったことで神学者から批判された。