概要
松下村塾で高杉晋作・伊藤博文らを教えた。29歳で処刑されたが、教え子たちが維新を動かす。
本文
兵学者の家に養子に入り、11歳で藩主に講義した。 脱藩して東北を歩き、 ペリー再来のとき下田で密航を試みて失敗する。
自首して野山獄に入り、 そこで囚人たちに孟子を講義した。 出獄後、実家の八畳間で塾を開く。
教え方は、講義というより一緒に読んで議論する形だった。 身分を問わず入れた。 足軽の伊藤博文も、中間の身分の者もいる。
思想は尊王攘夷で、 一君万民——天皇の下では皆が等しい、という考えを取った。 身分制を否定する含みがあり、 教え子たちが身分を越えて動く根拠になった。
老中暗殺の計画を自分から供述して、死罪になる。29歳。