概要
いまの砂漠に、湖と草原があった。岩絵に、泳ぐ人と、牛の群れと、カバが描かれている。乾燥が進んだとき、人はナイル川へ移った。エジプト文明はその先にある。
場所
タッシリ・ナジェール位置は特定されていない(誤差 ±100km)
25.45°N 9.00°E · アルジェリア
25.45°N 9.00°E · アルジェリア
本文
いまの砂漠に、湖と草原があった。
地球の軌道の周期的な変化で、 モンスーンが北へ張り出した時期になる。
チャド湖は、いまの何十倍もあった。
岩絵が残っている。
タッシリ・ナジェールの絵に、 泳ぐ人がいる。 カバがいる。牛の群れがいる。
砂漠のただ中に、である。
BC3500年頃から、乾燥が進んだ。
数百年かけて、草原が砂に変わっていく。
人が移動した。
行き先の一つが、ナイル川になる。
川沿いの狭い土地に人が集まり、 灌漑が要り、その管理のために組織ができた。
エジプト文明の成立が、 サハラの乾燥と同じ時期に重なる。
気候の変化が、文明を一つ押し出した。