概要
30万年ヨーロッパに住んだ人類が、サピエンスの到来から数千年で消えた。滅ぼしたのか、混じったのか。いまの人の遺伝子に数%が残っている。
場所
ジブラルタル
36.14°N -5.35°E · イギリス領ジブラルタル
36.14°N -5.35°E · イギリス領ジブラルタル
本文
ネアンデルタール人は、40万年前ごろからヨーロッパと西アジアにいた。 サピエンスより体は頑丈で、脳はむしろ大きい。 火を使い、死者を埋め、道具を作っていた。
サピエンスがヨーロッパに入ったのは4万5000年前ごろになる。 それから数千年で、ネアンデルタール人の遺跡は途絶える。 ジブラルタルの洞窟が最後の一つとされてきたが、 その年代にも異論がある。
滅ぼしたのか、混じったのか。 長く二つの説が争っていた。
2010年にネアンデルタール人のゲノムが読まれ、 アフリカの外の現代人が1〜4%の遺伝子を受け継いでいると分かった。 混じったことは確かになった。 それでも種としては消えているので、両方が起きたと考えるのが今の見方になる。
『サピエンス全史』は、この二つの説を並べて第1章を書いている。 本が出た2011年は、ゲノムの結果が出た直後にあたる。
動画(2)
出典(1)
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』第1章 唯一生き延びた人類種