概要
ヒッタイトが滅び、ミュケナイが焼け、エジプトも衰えた。地中海東部の文明が同時に崩れる。
本文
BC1200年前後の数十年で、 地中海東部の文明が次々に崩れた。
ヒッタイトが消え、 ミュケナイの宮殿が焼け、 ウガリトが滅び、 エジプトも辛うじて撃退したが衰えた。
エジプトの碑文が「海の民」と呼ぶ集団が現れる。 複数の民族名が挙げられているが、 どこから来たのかは特定できていない。
原因は一つではないという見方が有力になる。 干ばつ、飢饉、地震、 そして青銅の材料である錫の交易路の途絶。
システムが複雑に繋がっていたぶん、 一箇所が崩れると全体が連鎖した、 という説明が近年よく採られる。
その後の数百年、 この地域では文字の記録が激減する。 「暗黒時代」と呼ばれる。
崩れたところから、鉄と、 アルファベットと、 新しい民族が出てくる。