概要
数万人が城壁の中に住んだ。分業も神殿も官僚も、ここで一度に現れている。
場所
ウルク
31.32°N 45.64°E · イラク・ムサンナー県
31.32°N 45.64°E · イラク・ムサンナー県
本文
数万人が城壁の中に住んだ。 それまで、人がこれほど密集して暮らした例が無い。
密集すると、必要なものが一度に出てくる。 食料を配る仕組み、揉め事を裁く者、 神殿と、それを維持する神官、 そして誰が何をどれだけ納めたかの記録。
最初の文字は、その記録として現れた。
分業も始まった。 自分で食べ物を作らない人が生まれる。 陶工、金属工、書記、神官。
なぜ人が集まったのかには、 灌漑のためという説と、 神殿への信仰が先だという説がある。
城壁を築いたのは伝説のギルガメシュとされる。 その城壁の跡が実際に残っており、 長さは9キロを超える。
「都市」という発明が、 この後の歴史のほとんどを可能にした。
動画(1)
出典(3)
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎、佐々木昭夫 訳) 『世界史』第I部 ユーラシア大文明の誕生とその発展(BC500年まで)
マット・リドレー(大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之 訳) 『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』第5章 都市の勝利
デヴィッド・グレーバー、デヴィッド・ウェングロウ(酒井隆史 訳) 『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』第8章(王のいない都市)