概要
ダマスクスで一族が殺されたとき、20歳で逃げた。5年かけて北アフリカを横切り、イベリアに国を建てる。故郷を偲ぶ棕櫚の詩が残る。
関わったできごと(1)
コルドバの大モスクAD785年(着工) · 命令本文
20歳のとき、一族が殺された。
アッバース朝の革命で、 ウマイヤ家の男は宴に招かれてそこで殺されている。
彼は弟と逃げた。
ユーフラテスを泳いで渡ったとき、 弟は引き返して殺された、と伝わる。
5年かけて、パレスチナから北アフリカを西へ移動した。
母がベルベル人で、その一族を頼っている。
イベリアには、ウマイヤ朝時代からのシリア兵がいた。
その支持を集めて上陸し、 756年にコルドバの総督を破った。
アッバース朝が送った軍を退け、 その指揮官たちの首をカリフに送りつけた。
カリフが「あの男と海を隔てていてよかった」と言ったと伝わる。
コルドバに宮殿を建て、モスクを建てはじめた。
庭に棕櫚を植え、その木に詩を詠んでいる。
「お前も私と同じように、故郷から遠く離れている」。