概要
樹皮や布くずから安価な紙を作る方法をまとめた。書物の値段が変わる。
関わったできごと(1)
蔡倫の製紙法AD105年 · 当人本文
宦官として宮廷に仕え、 道具を作る部署(尚方)を任された。
紙そのものは、彼より前から存在していた。 包み紙として使われた粗い紙が、 BC2世紀の墓から出ている。
彼がやったのは、材料を安いものに替え、 工程を実用の水準に整えることだった。 樹皮、麻くず、ぼろ布、古い漁網。 どれも捨てるものになる。
竹簡は重く、絹は高い。 その両方を一度に解いた。
宮廷の権力争いに巻き込まれ、 罪を問われる前に沐浴して衣を改め、毒を仰いだと伝わる。 彼の名は、東アジアで紙の別名として残った。