概要
26歳で書いた薄い本が、拷問と死刑を正面から否定した最初の本になった。ヨーロッパの刑法が、この本のあとで書き換わっていく。
関わったできごと(1)
『犯罪と刑罰』AD1764年 · 著者本文
ミラノの貴族の家に生まれた。 パヴィアで法を学び、友人たちの読書会でモンテスキューとルソーを読んだ。
26歳で『犯罪と刑罰』を書いた。 友人のヴェッリ兄弟が題材を出し、議論を整えたとされる。 本人は内気で、書くことはできても話すことは苦手だった。
本はすぐにヨーロッパ中で読まれた。 パリに招かれたが、社交に耐えられず数週間で帰った。 それきり、ほとんど何も書いていない。 ミラノで経済学を教え、行政の役人として生涯を終えた。
拷問と死刑を正面から否定した本は、これが最初になる。 本人がそれ以上何もしなかったことと、 本がその後の刑法を書き換えたことは、別の話になる。