概要
地球が動いていると説いた。死の年に本が出て、宇宙の中心から人間が外れはじめる。
関わったできごと(1)
『天球の回転について』AD1543年 · 著者本文
本業は聖堂参事会員で、 教会領の管理、貨幣制度の改革案、医師の仕事もしていた。 天文学は、そのかたわらでやっていたことになる。
貨幣についても書き残していて、 悪貨が良貨を駆逐するという法則を、 グレシャムより前に述べている。
地球が動くという着想の動機は、 観測の不一致だけではなかった。 プトレマイオスの体系が、 辻褄を合わせるために円を継ぎ足しすぎて醜い、 という美的な不満が大きい。
30年以上、原稿を出さなかった。 少数の写本が仲間に回り、噂だけが広がっていた。
刷り上がった本が届いたのは、死の当日だったと伝わる。 それが本当かどうかは分からない。