概要
海が青い理由を確かめようとして、光が分子で散乱するときに色が変わる現象を見つけた。アジア人で初の科学分野のノーベル賞。
関わったできごと(1)
ラマン効果の発見AD1928年2月28日 · 発見本文
地中海を船で渡っているときに、 海がなぜ青いのかを考えた。
当時の定説は、空の青が映っているというものになる。
ニコル・プリズムで空の反射を消してみた。
海はまだ青かった。
帰国して、水そのものによる光の散乱を調べはじめる。
7年かかった。
分かったのは、光が分子に当たって散乱するとき、 ごく一部が波長を変えて出てくるということだった。
エネルギーの一部が、分子の振動に渡される。
出てくる光の色のずれが、 その分子の構造を示す指紋になる。
ラマン効果と呼ばれる。
装置は、太陽光と水銀灯と分光器だけだった。
予算はほとんど無い。
1930年、ノーベル物理学賞。
科学分野でアジア人が受けた最初の賞になる。
いまも化学分析の基本の道具として使われている。