概要
追放先で『神曲』を書いた。ラテン語ではなく話し言葉で書いたことが、イタリア語という言語を作る。
関わったできごと(1)
『神曲』1308年 · 作者本文
フィレンツェの政争で追放された。
戻れば火刑という判決だった。
以後20年、各地を転々としながら書いた。
『神曲』は、地獄・煉獄・天国をめぐる旅になる。
案内するのは、 1300年前に死んだ詩人ウェルギリウス。
そして最後は、ベアトリーチェ。
9歳で一度会い、18歳でもう一度すれ違っただけの女性で、 24歳で死んでいる。
地獄に、実在の人物を置いた。 政敵も、教皇も。
書いたのは、ラテン語ではなく トスカーナの話し言葉だった。
ラテン語を読めない人に届けたい、 と別の本で説明している。
この作品が読まれ続けたことで、 その話し言葉がイタリア語になる。
故郷へ帰れないまま、ラヴェンナで死んだ。