概要
『原論』を書いた。定義と公理から順に積み上げるという書き方そのものが、以後2000年の手本になる。本人については何も分かっていない。
別名
ユークリッド
所属
プトレマイオス朝関わったできごと(1)
『原論』BC300年頃 · 著者本文
生没年も、生まれた土地も、伝わっていない。 アレクサンドリアで教えていたことだけが分かる。
プトレマイオス1世が 「幾何学を学ぶのに『原論』より近道は無いのか」と尋ね、 「幾何学に王道なし」と答えたという逸話がある。 出典は数百年後のものになる。
もう一つ、 命題を一つ学んだ学生が「これで何の得があるのか」と聞き、 奴隷を呼んで「この者に三オボロスやれ。 学んだことから儲けたいらしい」と言わせた、という話も伝わる。
どちらも人物像を作るための挿話で、 本人については何も分かっていないと言うほうが正確になる。
『原論』は、聖書に次いで 最も多く版を重ねた書物とされることがある。 2000年以上、教科書として使われた。
作者について何も分からない書物が、 それだけ長く読まれたことになる。