概要
バグダードが世界最大の都市だった時代の君主。『千夜一夜物語』に登場する。
関わったできごと(2)
ハールーン・アッラシードの治世786年 · 当人バグダードの知恵の館AD830年頃 · 前代の君主本文
アッバース朝の第5代カリフ。 バグダードが世界最大級の都市だった時期の君主になる。
『千夜一夜物語』では、 夜な夜な変装して市中を歩き、 庶民の暮らしを見て回る君主として描かれる。
実際の治世は、そこまで牧歌的ではない。
即位のとき、バルマク家という有力な一族が 宰相を出して実務を握っていた。 17年後、その一族を一夜で失脚させ、当主を処刑した。 理由は明かされていない。
カール大帝と使者を交わした。 贈った象がアーヘンまで運ばれた記録がある。
死の前に、帝国を二人の息子に分けて相続させた。 兄が中央、弟が東方。
その取り決めが、死後の内戦を招く。 バグダードが包囲され、 築かれてから50年ほどで大きく損なわれた。