概要
ギリシアやインドの書物がアラビア語に訳された。この蓄積が後にヨーロッパへ還る。
場所
バグダード
33.32°N 44.37°E · イラク
33.32°N 44.37°E · イラク
関わった人(1)
ハールーン・アッラシードAD763年頃–AD809年 · 前代の君主本文
アッバース朝のバグダードに置かれた。 図書館であり、翻訳の工房であり、研究所でもあった。
訳されたのは、 ギリシアの哲学と医学と数学、 インドの天文学と算術、 ペルシアの文学と行政の書。
カリフが翻訳者に、訳した本と同じ重さの金を払った という話が伝わる。誇張だろうが、 国家事業として資金が投じられたことは確かになる。
訳しただけではない。 プトレマイオスの観測値を自分たちで測り直し、 ユークリッドを注釈し、 インドの数字を使って代数を作った。
キリスト教徒もユダヤ教徒も、この事業に関わっている。 訳者のフナイン・イブン・イスハークは ネストリウス派のキリスト教徒だった。
1258年、モンゴルの侵攻で失われた。 書物がチグリス川に投げ込まれ、 インクで川が黒くなったと伝わる。