概要
ペルシア戦争を書き残した「歴史の父」。見聞を集めて因果を語る形を作った。
所属
ギリシア諸ポリス関わったできごと(1)
ヘロドトス『歴史』BC430年頃 · 著者本文
ハリカルナッソス(今のトルコ南西部)の出。 政争で島へ亡命し、そこから各地を旅した。
書いたものの目的を、冒頭で自分で述べている。 人のしたことが時とともに消えないように、 そしてギリシア人と異民族がなぜ争ったのかを残すために。
方法は、行って聞くことだった。 エジプトの神官に王の名を数えさせ、 黒海の北で遊牧民の暮らしを見て、 バビロンの城壁の寸法を書き留めた。
聞いた話を、信じるかどうかを分けて書く癖がある。 「私はこう聞いたが、そうは思わない」という書き方が随所に出る。
ペルシア側の主張も記録した。 勝った側の人間が、負けた側の理屈を残した例になる。
嘘も多い。 「歴史の父」と「嘘の父」の両方で呼ばれる。 近年、その記述の一部が考古学で裏づけられてもいる。