概要
原因と結果は習慣で結びつけているだけで、必然は証明できないと論じた。カントが「独断のまどろみから覚まされた」と書いた相手になる。
関わったできごと(1)
『人間本性論』AD1739年 · 著者本文
エディンバラの人。
28歳で『人間本性論』を書いた。
「印刷機から死産で生まれた」と自分で書くほど、売れなかった。
主張は、哲学の土台を揺らすものだった。
原因と結果は、 一方のあとに他方が来るのを何度も見たから 結びつけているだけで、 必然を見ているのではない。
明日も太陽が昇ると信じるのは、 理性ではなく習慣になる。
自我も、知覚の束にすぎない。
無神論者と見なされ、 大学の教授職には二度落ちた。
『イングランド史』で生活の糧を得た。
パリでサロンの人気者になり、 ルソーをイギリスに連れ帰って、 ルソーの妄想で絶交された。
アダム・スミスの親友だった。
カントが、この人の本で 「独断のまどろみから覚まされた」と書いている。
死ぬ前、平然としていたことが記録されている。