概要
目から光が出るのではなく、物から出た光が目に入るのだと示した。主張を実験で確かめるという手続きを、方法として書き残している。
別名
アルハゼン
関わったできごと(1)
『光学の書』AD1021年頃 · 著者本文
バスラに生まれ、カイロへ招かれた。
ナイルの氾濫を治める工事を提案したが、 現地を見て不可能だと分かった。 カリフの怒りを恐れ、 狂気を装って軟禁されたと伝わる。 その期間に『光学の書』を書いたことになる。
この逸話がどこまで本当かは分からない。
書いたものの中身は、はっきりしている。 目から光が出るという説を、実験で退けた。 暗い部屋に穴を開けて像を作り、 光が直進することを示した。
重要なのは、手続きを書いたことになる。 仮説を立て、条件を変えて試し、 結果が合わなければ仮説を捨てる。 その段取りが、方法として記述されている。
「真理を求める者は、 読んだものを鵜呑みにする者ではなく、 それを疑う者である」と書いた。