概要
目から光が出るという古代以来の説を、暗い部屋と小さな穴を使った実験で退けた。主張を実験で確かめるという手続きが方法として書かれている。
場所
カイロ
30.04°N 31.24°E · エジプト
30.04°N 31.24°E · エジプト
関わった人(1)
イブン・アル=ハイサムAD965年–AD1040年頃 · 著者本文
古代ギリシア以来、 目から何かが出て対象に届くから見えるのだ、 という説(放射説)が有力だった。
イブン・アル=ハイサムは、それを退けた。
根拠の一つが、暗い部屋の実験になる。 壁に小さな穴を開けると、 外の景色が上下逆さまに映る。 目とは関係なく、光は直進して像を作る。
もう一つが、強い光を見ると目が痛むことだった。 目から出るものなら、痛むはずがない。
書かれているのは結論だけではない。 どう確かめたかの手続きが書いてある。 条件を変えて繰り返し、 仮説を検証するという段取りが記述されている。
ラテン語に訳され、 ケプラーもデカルトもこれを読んだ。
一説には、カリフの怒りを避けるため 狂気を装って軟禁されていた期間に書いたとされる。