概要
長編の物語として世界で最も古い部類に入る。作者の本名は分かっていない。
場所
京都
35.03°N 135.76°E · 日本・京都府
35.03°N 135.76°E · 日本・京都府
関わった人(1)
紫式部AD973年頃–AD1014年頃 · 著者本文
54帖、原稿用紙にして2000枚を超える。 登場人物は400人以上、 物語の中で70年以上の時間が流れる。
新しかったのは、時間の扱いになる。 同じ人物が若いときと老いたときで違って見える。 かつて美しかった人が衰え、 子の世代が同じ過ちを繰り返す。 出来事の連なりではなく、人の変化を書いている。
心理を書く手つきも際立っている。 言わなかったこと、言えなかったことが そのまま物語を動かす。
書かれてすぐ読まれた。 『更級日記』には、 この物語を読みたくてたまらなかった少女の記述がある。 地方にいて手に入らず、 ようやく全巻を手にしたときの喜びが書かれている。
作者の本名は分かっていない。
出典(1)
網野善彦 『日本の歴史をよみなおす』第1章 文字について(仮名で書くということ)