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Event / できごと

マルドンの戦い

Battle of Maldon
AD991年8月10日
重要度 3

概要

ヴァイキングが潮の引いた堤道を渡らせてくれと頼み、エセックスの太守が「公平に」と許して、負けて死んだ。古英語の詩に残る。「心は強く、勇気は大きく」。イングランドは初めて銀を払って帰らせた。デーンゲルド。

場所

マルドン
51.73°N 0.68°E · イングランド・エセックス

本文

991年8月。 ノルウェー人オーラフ・トリグヴァソンの93隻が、 イングランドの東海岸を荒らした。 イプスウィッチ。 それから、ブラックウォーター川の河口。 ノージー島。 潮が引くと、島から陸へ、細い堤道がつながる。

エセックスの太守ビュルフトノース。 60歳を過ぎていた。 背が高かった。 民兵を集めた。 ヴァイキングは、堤道の向こうから、 「金を払えば、帰る」。 「我々が払うのは、槍と剣だ」。 潮が引いた。 堤道を、三人のイングランド人が守った。 ヴァイキングは渡れなかった。 「堤道を渡らせてくれ。 広い所で、公平に戦おう」。 ビュルフトノースは許した。 「オーフェルモード」。 過ぎた誇り。 詩は、そう書く。

ヴァイキングは渡って、隊列を組んだ。 戦い。 ビュルフトノースが槍で傷つき、 腕を斬られ、殺された。 イングランド軍の一部が逃げた。 馬に乗って。 太守の馬だと思われて、 残りの兵も逃げた。 残った者は、 太守の遺体の周りで、 一人ずつ死んだ。 「心は、より強く。 勇気は、より大きく。 力が、弱まるほどに」。 ビュルフトウォルド、老兵の言葉。 「マルドンの戦い」。 古英語の詩。 325行。 前後が失われている。 写本は1731年の火事で焼け、 その前に写された写しだけが残った。

エゼルレッド王。 「無思慮王」(アンレード)。 大司教シゲリクが勧めた。 「1万ポンドの銀を払って、帰らせよう」。 払った。 デーンゲルド。 最初。 994年、1万6000ポンド。 1002年、2万4000。 1007年、3万6000。 1012年、4万8000。 「払えば、また来る」。 1013年、スヴェンがイングランドを取った。 スウェーデンで見つかったイングランドの銀貨は、 イングランドで見つかったものより多い。

同じ時代のできごと

サモアとトンガの海の交流AD9〜15世紀カジュラーホーの寺院群AD10〜11世紀アズハル学院の創設AD972年ノルウェー人のグリーンランド入植AD985年頃ヴィンランド到達AD1000年頃ユーグ・カペーの即位AD987年7月3日キエフ・ルーシの改宗AD988年アイスランドのキリスト教受容AD1000年