概要
『源氏物語』の作者。本名は分かっていない。宮仕えの記録を日記にも残している。
関わったできごと(1)
『源氏物語』AD1008年頃 · 著者本文
本名は分からない。「紫式部」は宮中での呼び名で、 父の官職と、物語の登場人物から後に付いたものになる。
学者の家に生まれ、漢籍を弟より早く覚えたと日記に書いている。 父が「男子でなかったのが残念だ」と言った、とも。
夫と死別したあと、藤原道長の娘に仕えながら書いた。 54帖、100万字を超える。 時間が流れ、人が老い、同じ人物の見え方が変わる。 一人称でも神の視点でもない書き方が、 この長さを支えている。
『源氏物語』は書かれてすぐ読まれた。 同時代の『更級日記』に、 これを読みたくて仕方がなかった少女の記述がある。