概要
好き嫌いをはっきり書いた随筆。千年前の人が何を「をかし」と思ったかが、そのまま読める。
場所
京都
35.03°N 135.76°E · 日本・京都府
35.03°N 135.76°E · 日本・京都府
関わった人(1)
清少納言AD966年頃–AD1025年頃 · 著者本文
「春はあけぼの」で始まる。
書かれているのは、宮廷の記録ではなく好き嫌いになる。 心ときめきするもの、にくきもの、あてなるもの。 場面を並べて、それぞれに自分の判断を付ける。
「にくきもの」の項には、 急ぐときに来る客、話の腰を折る人、 蚊の羽音、寝ようとしたときに鳴く犬が並ぶ。 千年前の人が何に苛立ったかが、そのまま読める。
仕えた中宮定子の家は、 書いている途中で政争に敗れて没落していく。 それでも、書かれた宮廷は明るく機知に満ちている。 意図してそう書いた、という読み方が有力になっている。
紫式部は日記の中で、この人を辛辣に批評している。