概要
王朝の興亡を連帯意識の盛衰で説明した。歴史を法則で捉えようとした最初期の人。
関わったできごと(1)
『歴史序説』AD1377年 · 著者本文
チュニス生まれ。 一族は代々、王朝に仕える家系だった。
複数の王朝を渡り歩き、何度も投獄され、何度も失脚した。 王朝が内側から崩れていく様子を、繰り返し見ている。
政争から逃れて城に籠もった4年で、 『歴史序説』を書いた。
そこで立てたのが「アサビーヤ」になる。 血縁や共同生活から生まれる連帯意識が、 王朝を興す力になり、 都市の暮らしに慣れることでそれが失われる。 だいたい三代で交代する。
出来事の羅列を歴史とは呼ばない、と書いた。 なぜそうなったかを説明できなければ意味がない、と。
ダマスクスがティムールに包囲されたとき、 城壁から吊り降ろされて会いに行った。 数週間対話し、その人物評を書き残している。