概要
牛痘を使う種痘を確かめた。人類が病を根絶できると初めて示す。
関わったできごと(1)
ジェンナーの種痘AD1796年 · 当人本文
乳搾りの女性は天然痘にかからない、 という言い伝えが地域にあった。
牛痘という軽い病に一度かかると、 天然痘に対して守られるらしい。
1796年、8歳の少年に牛痘の膿を接種し、 6週間後に天然痘の膿を接種した。 発病しなかった。
現在の倫理では成り立たない実験になる。 少年は使用人の子だった。
論文は王立協会に拒否され、自費で出版した。
「ワクチン」の語は、 ラテン語の vacca(牛)から来ている。
天然痘は1980年に根絶が宣言された。 人類が根絶できた感染症は、いまのところこれだけになる。
なぜ効くのかは、当時まったく分かっていなかった。 免疫という概念そのものが無い。