概要
牛痘で天然痘を防げると確かめた。人類が病を根絶できると初めて示す。
場所
ロンドン
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド
関わった人(1)
エドワード・ジェンナーAD1749年–AD1823年 · 当人本文
乳搾りの女性は天然痘にかからない、 という言い伝えが酪農地帯にあった。
牛痘という軽い病にかかると、 天然痘に対して守られるらしい。
1796年、8歳の少年に牛痘の膿を接種した。 6週間後、天然痘の膿を接種した。 発病しなかった。
現在の倫理では成り立たない実験になる。 少年は使用人の子だった。
論文は王立協会に拒否され、自費で出版した。
「ワクチン」の語は、ラテン語の vacca(牛)から来ている。
同じことを、その20年前に 農夫のベンジャミン・ジェスティが家族に試している。 記録が残っているが、発表しなかった。
なぜ効くのかは、当時まったく分かっていない。 免疫という概念そのものが無かった。
天然痘の根絶が宣言されたのは1980年になる。
出典(1)
ウィリアム・H・マクニール(佐々木昭夫 訳) 『疫病と世界史』第6章 医学と医療組織の役割