概要
自分は彫刻家だと言い張りながら、天井画を4年かけて描いた。石の中に像が既にあると考えていた。
関わったできごと(1)
システィーナ礼拝堂の天井画1508年 · 当人本文
自分は彫刻家であって画家ではない、と言い続けた。 それでもシスティナ礼拝堂の天井を4年かけて描いた。 教皇ユリウス2世に押し切られている。
仰向けではなく、立ったまま首を反らせて描いた。 その姿勢の辛さを、友人への詩に書き残している。 顎が腹にめり込み、絵の具が顔に落ちる、と。
「石の中に既に像がある。余計な部分を取り除くだけだ」 という言い方をした。 未完のまま残された『囚われ人』の連作は、 石から半分出かかった姿で止まっている。
24歳で『ピエタ』を彫り、 自分の名を彫り込んだ唯一の作品にした。 別人の作だと言われたのを聞いたからと伝わる。
88歳まで生きた。 最後まで彫っていた。