概要
二代のスルタンに30年仕えた宰相。イクター制で軍を養い、マドラサを各地に建てた。統治論『政治の書』を残し、暗殺教団の手で殺された。
関わったできごと(1)
ニザーミーヤ学院の創設AD1065年 · 設立本文
トゥースの地主の家に生まれた。
ガズナ朝の役人から始め、セルジュークに移った。
アルプ・アルスラーンとマリク・シャーの二代、 30年間の宰相になる。
事実上の統治者だった。
軍人には、土地の徴税権(イクター)を与えて養わせた。
給与を現金で払う必要がなくなる。
各地にマドラサを建てた。
ニザーミーヤと呼ばれる。
給費で学生を集め、法学者を養成し、 その卒業生が各地の法官になる。
国の仕組みが、ここで人材の面から固まった。
『政治の書(スィヤーサト・ナーメ)』を書いている。
王が何をすべきかを、逸話を並べて説いた統治論になる。
密偵を使え、訴えを直接聞け、 軍人に土地を長く持たせるな。
1092年、旅の途中で刺された。
暗殺教団(ニザール派)の最初の大きな仕事とされる。
その1か月後、スルタンも死ぬ。