概要
奴隷にされ、自分で自由を買い戻し、その体験を本にした。奴隷貿易廃止運動を動かした一冊になる。
関わったできごと(1)
イクイアーノの自伝AD1789年 · 著者本文
自伝によれば、いまのナイジェリアのイボの村で生まれ、 11歳で妹とともに攫われた。
出生地については議論がある。
洗礼記録などに南カロライナ生まれと書かれたものがあり、 アフリカでの記述が聞き書きの可能性も指摘される。
いずれにせよ、大西洋を渡る船倉の描写が 奴隷貿易の実態を伝える主要な資料になった。
バルバドス、ヴァージニア、そして海軍士官に買われた。
船で世界を回りながら、読み書きと航海術を覚える。
商売をして、40ポンドを貯めた。
自分の値段になる。
自由を買い戻したのが1766年。
その後、廃止運動に加わった。
1789年の自伝が版を重ね、議会でも読まれた。
黒人が自分の言葉で書いた本が、 そのこと自体で議論を動かした。
奴隷貿易の廃止は、彼の死から10年後になる。