← 地図で見る
Event / できごと

イクイアーノの自伝

Equiano's Interesting Narrative
AD1789年
重要度 4

概要

奴隷にされ、自分で自由を買い戻した人が、その体験を書いた。版を重ね、議会でも読まれる。黒人が自分の言葉で書いた本が、そのこと自体で議論を動かした。

場所

ロンドン
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド

関わった人(1)

オラウダ・イクイアーノAD1745年頃–AD1797年3月31日 · 著者

本文

1789年、ロンドンで出た。

『オラウダ・イクイアーノの生涯の興味深い物語』。

自伝になる。

イボの村での子ども時代、 攫われたこと、 大西洋を渡る船倉、 バルバドスとヴァージニア、 海軍士官に買われて世界を回ったこと、 40ポンドで自分を買い戻したこと。

船倉の描写が、奴隷貿易の実態を伝える主要な資料になった。

出生地については、議論がある。

洗礼記録などに南カロライナ生まれと書かれたものがあり、 アフリカでの記述が聞き書きの可能性も指摘される。

いずれにせよ、この本は売れた。

生前に9版を重ねた。

自分で各地を回って売った。

議会の廃止派が使った。

黒人が自分の言葉で書いた本が、 そのこと自体で議論を動かした。

奴隷貿易の廃止は、彼の死から10年後になる。

同じ時代のできごと

ワットの蒸気機関AD1769年ポーランド分割1772年プガチョフの乱AD1773年アメリカ独立宣言AD1776年7月4日『コモン・センス』AD1776年1月10日『ローマ帝国衰亡史』の刊行AD1776年『国富論』AD1776年『純粋理性批判』AD1781年