概要
奴隷にされ、自分で自由を買い戻した人が、その体験を書いた。版を重ね、議会でも読まれる。黒人が自分の言葉で書いた本が、そのこと自体で議論を動かした。
場所
ロンドン
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド
関わった人(1)
オラウダ・イクイアーノAD1745年頃–AD1797年3月31日 · 著者本文
1789年、ロンドンで出た。
『オラウダ・イクイアーノの生涯の興味深い物語』。
自伝になる。
イボの村での子ども時代、 攫われたこと、 大西洋を渡る船倉、 バルバドスとヴァージニア、 海軍士官に買われて世界を回ったこと、 40ポンドで自分を買い戻したこと。
船倉の描写が、奴隷貿易の実態を伝える主要な資料になった。
出生地については、議論がある。
洗礼記録などに南カロライナ生まれと書かれたものがあり、 アフリカでの記述が聞き書きの可能性も指摘される。
いずれにせよ、この本は売れた。
生前に9版を重ねた。
自分で各地を回って売った。
議会の廃止派が使った。
黒人が自分の言葉で書いた本が、 そのこと自体で議論を動かした。
奴隷貿易の廃止は、彼の死から10年後になる。