概要
書聖。曲水の宴で酔って書いた序文が、書の手本の頂点になった。真筆は一つも残っていない。唐の太宗が集めて墓に持っていったと伝わる。
関わったできごと(1)
蘭亭序AD353年 · 書いた本文
琅邪の王氏。
東晋を支えた名門になる。
伯父の王導が、 「王と馬が天下を共にす」と言われた宰相だった。
幼くして父を失い、口が重かった。
書を、衛夫人に学んだ。
役人としては右軍将軍、会稽内史。
だから王右軍と呼ばれる。
政治の争いを嫌って辞め、 会稽で道教と山水の暮らしに入った。
鵞鳥が好きで、 道士に『道徳経』を書いてやって鵞鳥をもらった、と伝わる。
353年、蘭亭で曲水の宴を開き、序文を書いた。
行書の頂点とされる。
草書も楷書も、以後の手本になった。
真筆は一つも残っていない。
唐の太宗が集め尽くし、 蘭亭序は墓に入れさせた。
残っているのは模本と拓本になる。
七男の王献之も書で並び、 二王と呼ばれる。