概要
天文を司る役人。渾天儀と、地震の方角を示す地動儀を作った。詩人でもあった。
関わったできごと(1)
張衡の地動儀AD132年 · 製作本文
太史令——天文と暦を司る役人だった。
渾天説を採った。 天は卵の殻のようなもので、地はその中の黄身にあたる、と。 月が自分で光るのではなく、 太陽の光を受けて光ると書いている。 月食は地の影によるとも。
水力で回る渾天儀を作った。 天球の模型が、実際の星の動きに合わせて回る。
地動儀のほうは、現物も設計図も残っていない。 『後漢書』の記述だけが手がかりになる。
詩人でもあった。 『二京賦』は10年かけて書いたとされる。 数学では円周率を10の平方根とした。
宦官が政治を握る宮廷で、 天変を根拠に諫言を続けた。 天文官の役目は、天の異変を報告することでもある。
科学と政治が、この職では分かれていない。