概要
征服した民を丸ごと別の土地へ移し、混ぜて住まわせた。反乱の芽を絶つ統治術で、450万人が動かされたと推定される。帝国という形の発明の一つになる。
場所
ニネヴェ
36.36°N 43.15°E · イラク・ニーナワー県(モースル)
36.36°N 43.15°E · イラク・ニーナワー県(モースル)
本文
征服した土地の民を、丸ごと別の土地へ移した。
上層だけではない。
職人と農民も含めて、家族ごと。
移した先は、別の言語を話す土地になる。
互いに混ぜて住まわせた。
同じ言葉を話す集団が固まらないようにするためになる。
数字が碑文に残っている。
一回の遠征で数万人、 帝国の300年で450万人とする推定がある。
移された人びとには、土地と種と道具が与えられた。
殺すより、働かせるほうが得になる。
共通語が要る。
アラム語が広まった。
楔形文字ではなく、アルファベットで書ける言語になる。
やがてアッシリア自身の行政語になり、 ペルシア帝国に引き継がれ、 イエスの時代のパレスチナで話される。
北イスラエルの10部族も、こうして消えた。
帝国という形の、最初の発明の一つになる。