概要
都市が捨てられ、下水も規格も失われた。侵入の跡は無く、川筋の変化と気候が有力とされる。
場所
ハラッパー
30.63°N 72.86°E · パキスタン・パンジャブ州
30.63°N 72.86°E · パキスタン・パンジャブ州
本文
BC1900年頃から、都市が捨てられていった。
侵入の跡が無い。 焼かれた層も、大量の武器も、 虐殺された遺体も出てこない。
かつては「アーリヤ人の侵入」で説明された。 いまその説を採る研究者は少ない。
有力なのは、水になる。
インダス川とその支流の流路が変わり、 サラスヴァティー川に比定される河が涸れた。 そこに、モンスーンの弱まりによる長期の乾燥が重なった。
人は消えたのではなく、東へ移った。 ガンジス川流域に、小さな集落が増えていく。
失われたのは、都市そのものより 規格のほうだった。 煉瓦の寸法も、下水も、印章の文字も使われなくなる。
千年かけて築いた仕組みが、 攻められることなく解けた。