概要
新しい都の落成に7万人を招いて10日宴を開いた、と碑文が人数と献立まで記す。宮殿の壁の浮き彫りに、反乱者の皮を剥ぐ場面を刻んだ。恐怖も統治の道具だった。
場所
カルフ(ニムルド)
36.10°N 43.33°E · イラク
36.10°N 43.33°E · イラク
本文
アッシュルナツィルパル2世は、都を移した。
古いアッシュルから、ティグリス川を遡ったカルフへ。
新しい都を建て、落成の宴を開いた。
碑文が残っている。
招いた人数、69574人。
牛1000頭、羊1万4000頭、鳥1万羽、 パン、酒、蜂蜜。
10日間。
「私は彼らを洗い、油を塗り、敬意をもって帰らせた」。
宮殿の壁には、別のものが刻まれた。
反乱者の皮を剥いで城壁に張る。 首を柱に積む。 目を抉る。
本人の遠征の碑文に、そう書いてある。
恐怖を記録し、見せることが統治の一部だった。
宮殿の入口に、人の頭と翼を持つ牡牛の像を置いた。
ラマッス。
19世紀にイギリス人が掘り出し、 大英博物館に運んだ。
2015年、残っていた遺跡がイスラム国に爆破された。