概要
五賢帝の最後。北方の戦陣で自らへの覚え書き『自省録』を書いた。
所属
ローマ帝国関わったできごと(2)
マルコマンニ戦争AD166年 · 皇帝『自省録』AD170年頃 · 著者本文
五賢帝の最後で、養子相続の最後にもなる。
若い頃からストア派の哲学を学んだ。 皇帝としての生涯の大半は、 北方のゲルマン諸族との戦争と、 帝国を襲った疫病への対処に費やされている。
『自省録』は陣中で書かれた。 人に見せる文章ではないので、 弱音も、繰り返しも、そのまま残っている。 腹を立てるなと自分に言い聞かせる箇所が何度も出てくる。
哲学者として非戦を説きながら、戦い続けた。 奴隷制も剣闘士競技も、彼の治世に廃止されていない。 考えていたことと、やっていたことの距離が読める。
実子コンモドゥスに継がせた。 その選択が、次の世紀の混乱の入口になったという評価がある。