概要
「空」の論理を組み立て、大乗仏教の方向を決めた。東アジアの仏教の諸宗派が、そろって彼を祖と数える。
関わったできごと(2)
ナーガールジュナの中論AD200年頃 · 著者ナーランダー僧院の創建AD5世紀前半 · その学統の祖本文
大乗仏教の方向を決めた。
『中論』という書物になる。
論じたのが「空」という考え方で、 これがそれまでの仏教の議論を組み替えた。
ものごとには、それ自体で成り立つ本質が無い。
すべては、他との関係のなかでだけ在る。
そこまでは、以前からの縁起の考え方になる。
彼がやったのは、 「本質がある」と言うとどんな矛盾が出るかを 片端から示すことだった。
自分の立場を積極的に述べない。
相手の主張を、その主張自身の論理で崩す。
四つの選択肢をすべて否定する形(四句分別)を使う。
「空」もまた空である、と言う。
空という考えに執着したら、同じ誤りになる。
中国、朝鮮、日本、チベット。
大乗の諸宗派が、そろって彼を祖と数えている。
生涯についてはほとんど分かっていない。