概要
精緻な鋳造で王宮を飾った。のちに英軍が略奪し、いまも各国の博物館で返還が議論されている。
場所
ベニンシティ
6.33°N 5.60°E · ナイジェリア
6.33°N 5.60°E · ナイジェリア
本文
「ブロンズ」と呼ばれるが、多くは真鍮になる。
ロストワックス法という技法で、 蝋で原型を作り、粘土で覆い、 焼いて蝋を溶かし出した空洞に金属を流す。 細部の再現が非常に細かい。
材料の真鍮は、ヨーロッパとの交易で入った マニラと呼ばれる腕輪型の地金が主になる。 奴隷交易の対価として運ばれたものが多い。 この美術品は、その取引と切り離せない。
王宮の柱に飾られ、 王家の歴史を記録する役割も持った。 文字を持たない社会での年代記になる。
1897年、イギリスの遠征隊が王宮を焼き、 数千点を持ち去った。 競売にかけられ、各国の博物館に散った。
返還の議論が続いている。 ドイツは2022年に所有権の移転に合意した。