概要
ベケットの墓への巡礼者が、宿から大聖堂まで話を語る。騎士、粉屋、女子修道院長、バースの女房。英語で書かれた最初の大きな文学で、この言葉がフランス語に代わって文学の言葉になった。
場所
51.28°N 1.08°E · イングランド
関わった人(1)
ジェフリー・チョーサーAD1343年頃–AD1400年10月25日 · 作者本文
サザークの陣羽織亭。 4月。 29人の巡礼者。 宿の主人ハリー・ベイリーが提案する。 カンタベリーへの往復で、 一人が往路に二話、復路に二話。 一番の話をした者に、帰りの夕食を奢る。 予定では120話。 書かれたのは24話。 復路は書かれなかった。 カンタベリーに着かなかった。
騎士。 「昔、テセウスという公がいた」。 ボッカッチョの『テセイダ』。 粉屋。 酔って、騎士の次に「俺が話す」と割り込む。 大工の若い妻と学生と、窓と、焼けた尻。 学僧。 グリゼルダ。 バースの女房。 「経験こそ、この世で私に権威を与える。 私は五人の夫を持った」。 免罪符売り。 「貪欲はすべての悪の根」と説教して、金を集める。 三人のごろつきが死神を探して、 金貨を見つけて、互いに殺し合う。 女子修道院長。 小犬にパンを食べさせ、 「アモール・ウィンキト・オムニア」のブローチ。 尼僧付きの司祭。 雄鶏チャンティクリアと狐。 チョーサー自身。 「サー・トパス」を語り始めて、 宿の主人に「くだらん」と止められる。
韻文。 弱強五歩格。 英語で最初に、二行連句で。 ロンドンの英語。 フランス語でもラテン語でもなく。 当時の宮廷はフランス語、 教会はラテン語、 英語は文学の言葉ではなかった。 1362年、議会で初めて英語が使われた。 チョーサーの時代に。
写本、84。 「エルズミア写本」。 騎士の絵、粉屋の絵、 バースの女房の絵。 1476年、キャクストン。 イングランドで最初に印刷された本の一つ。
「ホエン・ザット・アプリル・ウィズ・ヒズ・シュアレス・ソーテ」。 4月がその甘い雨で。 3月の旱を根まで貫いて。 英語で書いた詩の、最初の一行として、 覚えさせられる。