概要
23年に及ぶ海の戦い。ローマは艦隊を一から作り、シキリアを最初の属州にした。
関わった人(1)
ハミルカル・バルカBC275年頃–BC228年冬 · 最後の6年を戦った本文
シチリアの一都市の内紛に、両方が介入したことから始まった。 どちらも全面戦争を意図していない。
ローマには海軍が無かった。 座礁したカルタゴ船を手本に艦隊を作り、 陸戦に持ち込むための渡し板(コルウス)を積んだ。 船を橋でつないで歩兵を送り込む発想である。
23年。ローマは艦隊を嵐で何度も失っている。 一度に数万が沈んだ記録があり、 古代の海難としては最大級になる。 それでも作り直した。国力の差ではなく、 損害を吸収して続ける仕組みの差だった。
シチリアが最初の属州になる。 属州という統治の形は、ここで発明された。
出典(1)
塩野七生 『ローマ人の物語』II ハンニバル戦記